昨日は、指を挟んでしまい書くのをあきらめましたが、すぐ湿布したのが良かったのか、骨にも異常はないようだし、痛みもありません。各指の第二関節あたりが青くなっているのと、手のひらの一部が青いくらい

ご心配おかけしました

仕事に出かけるまでのわずかな時間ですが、昨日の感想を書いておこうと思います

第一部鼎談

女優の中井貴恵さん、脚本家の高橋玄洋さん、小津作品の多くにかかわったプロデューサーで里見弴さんの息子の山内静夫さんの三人で行われましたが、中でも、小津監督のお酒話に華が咲いてました

小津監督は大層お酒がお好きだったということで、山内さんは「朝から飲んで出かけられていた」と言われて、高橋さんはお父様が東京物語撮影時にかかわっていたそうで「毎晩一緒に飲んでいたらしい」と言われ、中井さんに至っては「赤ん坊の時に口にお酒をつけられたものだから、お酒好きになった」と

何だか、お酒にまつわる話はたくさんありそうですね

山内さんの話では、基本小津監督は『好きか嫌いか』の方だったそうで、どうして尾道が選ばれたのかという問いに対して「尾道が好きだったからだろう」と言われてました。それから小津監督が志賀直哉ファンだったからかなと。

ただ、以前小津監督が尾道を訪れた時、沢山あった酢屋の四角い煙突が、なくなったことにがっかりされていたとか、そんな話も出ました。

さて、時間がなくなってきたので第二部の音語りの話を

中井貴恵さんの語りと、ジャズピアニストの松本峰明さんによる素晴らしい東京物語でした

中井さんが見事に登場人物を語りわけ、風景が見えるような気がしました

終わってから、みなさん感動したという声が聞かれました

本当のところ、みなさんに行かれていたら肌で感じたていただけたんじゃないかと思います

私は行ってよかったなと思いました

本当に素晴らしかったですよ