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2012年01月26日(木) 

『薫風鯉幟 - 酔いどれ小籐次留書』を読みました。赤目小籐次シリーズ第十弾です。第九弾『春雷道中』を読んだのが2010年12月16日のことだから、かれこれ1年以上もブランクを作ってしまったことになる。

 

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 このところ、いろいろと考えることが多く、仕事を終えて酒を呑んでいてもあれこれ思いを巡らせスッキリしないことが多い。そんなときに本を読むならばと選んだのがこれです。勧善懲悪もの。悪党の所行によって、真っ当に生きている者が窮地に立たされた時、めったやたらと強いヒーローが登場してその悪党をこてんぱんにぶちのめしてくれる。胸がすきます。心が晴れます。スカッとします。
 そう、そのヒーローこそ赤目小籐次。しかし、赤目小籐次という男、年齢は40代後半、背は低く、頭は禿げ上がり、顔は「もくず蟹」と揶揄されるほどの醜男。しかし、不思議と女性にもてる。一升酒などおちゃのこさいさい。忠義を尽くす主(あるじ)はただ一人。思いを寄せる女性(ひと)もおりょう様ただ一人。生き様がひたすらカッコイイのだ。やはり男は顔ではない、見かけではないのだ。男の値打ちはやはり力です。強さです。そして同時に大切なものは真っ当だが非力な者への優しさです。それは真の強さの証でもあります。

 

 

 

裏表紙の紹介文を引きます。


竹薮蕎麦の倅・縞太郎とおきょうの窮地を救った縁から、二人の祝言の媒酌人を務めることになった小藤次は、その矢先、百姓舟を営むうづが、しばらく商いに来ないことを案じ始める。はたして、彼女の在所を訪ねた小藤次が聞きつけたうづの縁談。だが一見、良縁の嫁入り話には、思いもよらぬ謀略が潜んでいた―。大人気時代小説、圧巻の第十弾!


 

 


閲覧数777 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2012/01/26 22:36
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