『薫風鯉幟 - 酔いどれ小籐次留書』を読みました。赤目小籐次シリーズ第十弾です。第九弾『春雷道中』を読んだのが2010年12月16日のことだから、かれこれ1年以上もブランクを作ってしまったことになる。
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このところ、いろいろと考えることが多く、仕事を終えて酒を呑んでいてもあれこれ思いを巡らせスッキリしないことが多い。そんなときに本を読むならばと選んだのがこれです。勧善懲悪もの。悪党の所行によって、真っ当に生きている者が窮地に立たされた時、めったやたらと強いヒーローが登場してその悪党をこてんぱんにぶちのめしてくれる。胸がすきます。心が晴れます。スカッとします。
裏表紙の紹介文を引きます。 竹薮蕎麦の倅・縞太郎とおきょうの窮地を救った縁から、二人の祝言の媒酌人を務めることになった小藤次は、その矢先、百姓舟を営むうづが、しばらく商いに来ないことを案じ始める。はたして、彼女の在所を訪ねた小藤次が聞きつけたうづの縁談。だが一見、良縁の嫁入り話には、思いもよらぬ謀略が潜んでいた―。大人気時代小説、圧巻の第十弾!
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