■バックナンバー
■外部ブログリンク
■RSSフィード
RSS 1.0 RSS 2.0 Atom 1.0
■このブログのURL
http://onomichi-sns.jp/blog/blog.php?key=28727
2012年06月09日(土) 

映画は「光と影」の芸術だが、スター女優達の名作には、「昭和」の光と影がはっきりと映し出されている。闇が暗かったからこそ、光もまぶしかった。彼女らの作品を見直すと、「昭和」がそういう時代だったのがよく分かる。

                        (本書P244「おわりに」より)

 

 

 

『昭和の女優 今も愛される美神たち』(伊良子序・著/PHP研究所)を読みました。

 

まずは出版社の紹介文を引用します。


原節子、田中絹代、京マチ子、淡島千景、岸惠子、浅丘ルリ子、岩下志麻、吉永小百合、倍賞千恵子。昭和の日本映画で活躍し、今も多くの人に愛され続けるスター女優たち。彼女たちの魅力と生き様、そして出演作品を紐解く。昭和には、日本映画の黄金時代と言われる時期があり、おびただしい数の映画が作られた。映画は最高の娯楽であり、社会や人生を学ぶテキストでもあったのである。そして、女優たちそれぞれに、その女優人生において大きな意味を持つ転機となった作品や名作がある。その中で、彼女たちは、何を伝えてきたのか。そして、どのように映画とかかわってきたのかを、長年、映画記者を務めてきた著者が綴る。また、日本映画黄金期をつぶさに見てきた女優・香川京子さんにインタビューを行ない、当時の映画界の様子や巨匠たちについて話を聞いた。


 

 

本書で取り上げられているのは、私が同時代的に映画で観た女優というよりは、もう一世代前の女優たちです。映画が娯楽の代表であり、だれもが銀幕の世界にあこがれを抱いた時代にあって、まさに国民的人気のあった大女優だけにそのエピソードには興味を惹かれた。たまらなく古い映画を観たくなります。幼少の頃の淡い記憶とともに、古き良き昭和の空気を懐かしく思い出しました。しばらくTSUTAYAに通い、『東京物語』や『約束』、『おとうと』などを借りてみるのもよいかもしれない。

個人的には若尾文子さんと太地喜和子さんも取り上げて欲しかったかな。

 

(2012/5/24 読了)

 



閲覧数765 カテゴリ読んだ本 コメント0 投稿日時2012/06/09 22:26
公開範囲外部公開
コメント(0)
  • 次項有コメントを送信
    閉じる
    名前 E-Mail
    URL:
■プロフィール
ウェルズさん
[一言]
ハードボイルド好きのチキンハート男
■この日はどんな日
ほかの[ 06月09日 ]のブログは、
■最近のファイル
■最近のコメント
■最近の書き込み