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2012年08月25日(土) 

『世流に逆らう』(対談:佐伯快勝 アレックス・カー/北星社)を読みました。

私の知人の千田草介氏がふたりの対談を原稿に起こされたそうです。

 

 

 

 

 佐伯快勝氏は浄瑠璃寺住職で真言律宗総本山西大寺の宗務長も務める人。対するアレックス・カー氏は一九七三年に徳島県祖谷の茅葺き古民家に惚れ込んで住んで以来、古き良き日本を愛し、現在は京都亀岡矢田天満宮に居を構える東洋文化研究家である。西欧化でどんどん失われてつつある日本の美を惜しみ、日本人が古来より育んできた美意識、価値観にもう一度気付き取り戻すべきだと主張する。外国人であるカー氏が持つそうした考えに佐伯住職が反応した。

 たまたま視た今朝のNHK・BSプレミアムの番組『新日本風土記 - 祖谷 大歩危』にカー氏が出演。祖谷で茅葺き屋根の古民家を再生していらっしゃった。番組の中で氏が語られたのは「過疎は時代の流れ。この流れは止められない。だったら出ていった人の後に新しい人が入ってくればいい。観光によって風景・文化・人間関係を取り戻す」、そんな内容だったと思う。観光という事業で自然や歴史、文化を資源として継承していくということか。ただ、古いものを大切に守るということにとどまらず、そのために古いものを活かす方法を考える。そうすることで昔から伝わる風景・歴史・文化を継承しながら今を生きることが出来るということか。なるほど日本人が古来より育んできた美意識、価値観にもう一度気付き取り戻すための一つの方法だろう。

 

 

 

 


閲覧数951 カテゴリ読んだ本 コメント0 投稿日時2012/08/25 10:38
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