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2013年02月10日(日) 

『秘剣こいわらい』(松宮宏・著/講談社文庫)を読みました。

 

まずは出版社の紹介文を引きます。

 


事故で両親を亡くし、自身も脳に障害を抱えることになった美少女・和迩メグル。危険が迫るとプラダのリュックから短い棒を抜き敵をぶち倒す、秘剣「こいわらい」なる業をもった女剣士だ。そんなメグルが始めたバイトは電器屋会長の用心棒だったが!?飛び切りユニークでセンス抜群なチャンバラ現代劇、ついに開演。


 

 

 

 

主人公が女子大生なのに京都を舞台にした大チャンバラ活劇であるという誠に奇妙な小説であった。しかしこれが滅多矢鱈におもしろい。読者としては小難しいことは考えずただただ楽しめばよい。読後感痛快、そんな小説だ。『鴨川ホルモー』(万城目学/著)と双璧をなす現代京都活劇。こんな小説が日の目を見ず埋もれてしまう危険性があったとは、信じられない思いである。救世主となったマガジンハウスさんありがとう。そして文庫化してくださった講談社さんありがとう。

 


閲覧数798 カテゴリ読んだ本 コメント0 投稿日時2013/02/10 02:13
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