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2014年12月07日(日) 
『沢野字の謎』(沢野ひとし・椎名誠・木村晋介・目黒考二:著/本の雑誌社)を読み終えた。
 
まずは出版社の紹介文を引きます。

「本の雑誌」の表紙絵の横には、毎号意味不明なコピーがつけられているが、これは沢野ひとしが独自に書いてくる何本かのコピーから編集部が選んでいるものである。こういうコピーを書いてくれと編集部が依頼したわけではなく、沢野ひとしが思い浮かんだものを書きなぐってくるのだ。したがって、実際に表紙に使われたもの以外に、使用されなかった幻のコピーがわんさかある。それらをすべて取り出して一堂に集め、この沢野ひとしの不思議なコピーはいったい何であるのか、その中の最強コピーは何か、ということをめぐり、椎名誠、木村晋介、目黒考二に作者をまじえた四人で徹底討論したのが本書である。

 
 
私の敬愛する目黒孝二(北上次郎)氏をして「”本の雑誌”の発行人をつとめた二十五年間で、この本をいちばん愛しているのだ」とまで言わしめた本である。沢野ひとしの意味不明な「つぶやきコピー」を本人を含めた仲良し4人組がああでもない、こうでもないといじりまわり、最終的に優勝コピーを決定するというなんとも軽薄にして奥深く、無意味にして意味深、呆れかえった瞬間になぜだか頷いているという不思議な本なのだ。発作的座談会もここまで極まればレジェンドとなっているのではないか。ちなみに私のお気に入りコピーは「き然とした態度で 妻とおフロに入った」と「この夏は私生活があれます」であった。
 

 


閲覧数827 カテゴリ読んだ本 コメント0 投稿日時2014/12/07 00:04
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