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「この前、小説読んだの。恋愛小説。そのはじまり方が面白くて。恋のきっかけがライトノベルなの」 「ライトノベル?」 「そう、ヒロインが一〇年前、高校生の頃に読んだライトノベルの感想をネットに書いて、それを読んだ主人公がメールを送って、それがきっかけで恋に発展していくの。すごく優しくて、いいお話。(中略)」 ―――山本弘『詩羽の … [続きを読む] |
雪のにおいがしていた。 今一度、娘の瞳を覗き込むと、男は温かな声で告げた。 「良いか、澪。その道を行くと決めた以上、もはや迷うな」 道はひとつきりだ、と言い置くと、小松原は娘に背を向けた。 銀華の幕越しに、去っていく男の背を見つめていて、初めて男から、澪、と名を呼ばれたこと気付い |
俺を捕まえたいのなら、直接殴って捕縛しろ。もしくは容赦なく撃ち殺せ。それ以外の方法は絶対に許さない――。 (本書P148「小鳥の墓」より)
『魚舟・獣舟』(上田早夕里・著/光文社文庫)を読みました。
まずは裏 … [続きを読む] |
久しぶりにクラブを握りました。
姫路書写ゴルフ場
IN・49 OUT・59 合計・108
未だ煩悩は一つも減らず。
「練習は嘘をつかない」
この言葉を逆の意味で痛感。
明日から、自転車エクササイズ復活。
春ですからねぇ。
冬に蓄えた脂肪を燃焼しましょう。
家で一人反省会。
酒は「竹泉 無濾過 生 原酒 壱千八拾五日 本生氷温熟成」
永く醸された酒。
酒も嘘を … [続きを読む] |
トレープレフ (仕事に取りかかろうと、書いたものに目を走らせる)これまで僕は新しい形式についてへらず口を叩いてきたが、徐々に自分が型にはまっていくような気がする。(原稿を読み直す)「塀のポスターが謳っていたのは……黒髪に縁取られた青白い顔……」。謳っていたとか、縁取られたとか……月並みだな。(消す)雨の音で主人公が目をさますところからはじめよう、ほかのところはボツだな。月明かりの夜の描写は長ったらしいし、もったいぶっている。トリゴーリンなら彼 |
やわらかなホルンのファンファーレが響き渡った。金管楽器がその穏やかなファンファーレをきらびやかに包み込む。 克久は恐怖と沈黙が結合した暗闇の中から不意に自分が立ち上がるのを感じた。そこにいるのは五十人の仲間の努力を全身で引き受けようとする孤独な少年だった。沈黙と結合した恐怖の中では、彼は孤独ですらなかった。ベンちゃんの破顔一笑が彼に孤独でいることの勇気を与えたのだ。 ほんの数分間の |
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