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「それもあるが、距離から引き出せる推論はもう一つある。それは九マイルというのは正確な数字を表しているということだ」 |
物事の見方は単一ではないというのは、これは今日もはや常識に属する。現代において相対化のひとつもできないようでは、中学生もやってられない。しかしそのことの意味をもう少し突き詰めて考えれば、俺たちがこれこれのことはじぶんの血肉となるほどよく知っていると思い込んでいる事柄でさえ確とそうとは言えないことになり、これは心理的な安定にとってはなはだよろしくない。そこで真実を追うのではなく次善の策として、ある深度以上はその真実性を追求しない、つまり「信じる」ことにするのだ。こうして初めて俺た |
かつて、彼はこう語ったことがある。 「俺はたいへんワガママだが、己のワガママがもたらす苦しみに耐える男だ。己の行為の報いは己で引き受ける―――ただし、文句だけは人一倍言わせてもらう」 (本書P88~P89より)
『宵山万華鏡』(森見登美彦・著/集英社文庫)を読みました。今宵は宵山。今日ほどこの本を読むに相応しい日はないだろう。
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「クドリャフカっていうと、ロケットに乗せられて地球をぐるぐるまわった犬だったね。酸素が切れるまで、眼下の星に帰れると信じてた」 (本書P324より)
『クドリャフカの順番 Welcome to KANYAFESTA!』(米澤穂信・著/角川文庫)を読みました。「クドリャフカ」とは、ソ連の人工衛星スプートニク2号に乗って宇宙に飛び立った犬の名。地球周回軌道に初めて到達した動物だとされている。折 … [続きを読む] |
私はいわゆる、ガチな鉄ちゃんではないので、 各車体、各鉄道会社の詳細まで事細かに、 重箱の隅まで把握している訳ではありませんが、 各車体の「色」「パターン」については、 強い思い入れがあります。
それぞれの車体につけている「一言」は |
昨日ほど遠い場所などありはしない。 (本書P174「それゆえに愛は戻る」より)
『ジェニーの肖像』(ロバート・ネイサン:著/大友香奈子:訳/創元推理文庫)を読みました。
まずは裏表紙の紹介文を引きます。
1938年、冬のニ |
『乙嫁語り 4巻』(著者:森薫/BEAM COMIX)を読みました。
まずは出版社の紹介文を引きます。 第3の乙嫁、ライラとレイリが登場! |
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『乙嫁語り 2巻』(著者:森薫/BEAM COMIX)を読みました。
まずは出版社HPから紹介文を引きます。 しあわせも不安も越えて結ばれる、遊牧民と定住民の昼と夜。 |
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