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2011年06月17日(金) 

思うところあって、以前読んだ

小澤征爾さんの本を読み返してみた。

誰もが知っている あの天才指揮者。
彼が、はじめてヨーロッパ 世界へと 旅立っていく時の話。

それは、1959年 今から何と52年前の事。

今では イチローや 松井 中田といった アスリート達が当たり前のように 世界で 活躍しているが この本を読んで 目からうろこだった。


お金も 行く宛てもなく あるのは志だけ。という中で 彼はあらゆる手を尽くし まず 富士重工よりスクーターの提供をうける。ヨーロッパでの交通手段にするというのだ。このときの条件が実に面白く
一.日本国籍を明示する事。
一.音楽家である事を示す事。
一.事故をおこさない事。
以上の条件をかなえる為に 白いヘルメットにギターを担いで日の丸を付けたスクーターにまたがって、貨物船にのせてもらって旅立つのだ。
ヨーロッパまで2ヶ月かけての船出。

この2ヶ月の間に語学の猛勉強。
実に気の長い話のように思えるが この先 この船出が大きく実を結ぶのだ。

小澤さんにも こんな時代があったのだと思うと 改めて尊敬するやらうれしいやら また うらやましいやら。

チャンスにも恵まれ とんとん拍子に 大指揮者になっていくが、その影には 想像も出来ないくらいの努力があったのは当然である。でも そうなったときも 彼は 何時までもやさしさを失わず いままで恩を受けてきたすべての人に 感謝し続けている。当たり前のことのようだけどそれが 出来ない人が多い今日。
つい最近 私も 悲しい思いをしたばかりだ。
今ある自分は 自分だけで 築いてきたものではないはず。
小澤さんの 姿勢に 改めて 考えさせられた。

感謝の気持ちを忘れず、おごらずに。でも 常に 好奇心をもって チャンスを逃さず意欲的に。

人生は一度きりだから。 今日という日は 今しかないから・・・。


閲覧数1,746 カテゴリ日記 コメント8 投稿日時2011/06/17 15:08
公開範囲外部公開
コメント(8)
時系列表示返信表示日付順
  • 2011/06/17 15:23
    ずいぶん昔に私も読みました…なんだか懐かしいです。
    次項有
  • 2011/06/17 17:48
    ミミーさん
    私も小澤さん好きです。
    図書館に行ったら置いてるかなー。
    次項有
  • 2011/06/17 18:10
    世界の小澤さんですね!タクトを振っておられる姿には感動です!
    次項有
  • 2011/06/17 20:53
    > のりちゃん。さん

    読まれた事あるんですね。
    どんな偉大な方にでも最初の一歩があるんですよね。

    手術後に一度復帰されましたが、その後腰痛を患われていると聞きましたが、どうなんですかね?
    次項有
  • 2011/06/17 20:58
    > ミミーさん

    もちろんあると思いますよ!

    つい先日小澤さんの弟子でもある佐渡裕さんがベルリンフィルを振られるのを見て、もう一度この本を読みました。

    おふたりとも音楽はもちろん、人間的に魅力のある方ですよね。

    是非読んでみて!
    次項有
  • 2011/06/17 21:03
    > すみちゃんさん

    あの小さな身体で凄いパワーですよね。

    音楽だけでなく見習わなくてはいけないところがいっぱいです。

    情の熱い熱い方。
    きっとそれが音楽に現れるのでしょうね。
    次項有
  • 2011/06/18 05:10
    さん
    小さい一歩で明日は尾道(^ー^)
    プレゼントは何処にお持ちすれば?
    次項有
  • 2011/06/18 08:49
    > 将さん

    o(^-^)o
    一歩、一歩ですよね。
    気をつけてお出かけ下さい。

    プレゼント嬉しいo(^-^)o
    次項有
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