今日の『緑雨警語』
優れるが故に勝つなり、劣れるが故に敗くるなり。
強者の弱者を拯はざるを責むと雖も、
強者は何の度、何の點、何の域まで弱者を拯はざる可らざるか。
いつまで艸のいつ迄も、ただ限り無くといはゞ、
強者は己のために勝ちて、他のために敗けざるを得ず。