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2012年09月15日(土) 

要は重うならんことだ

 

世の中万事 移り変わるものよ

 

凝り過ぎて 重うなっては 蝸牛の如く身動きとれず 格好悪い

 

物も生き様も軽うなければの

 

                    (第四十四席「Relax」より)

 

『へうげもの 四服』(山田芳裕・作/講談社文庫)を読みました。

 

 

まずは出版社の紹介文を引きます。


秀吉の関白就任に伴い、遂に大名となった古田左介は、官名・織部正(おりべのかみ)を賜る。同時に郷里・美濃で精鋭陶工集団「織部十作」を組織し、数奇の天下獲りを宣言した。秀吉と利休の蜜月が翳りゆく一方で、聚楽第(じゅらくだい)屋敷普請、茶人・丿貫(へちかん)との出会いを経た織部は、満を持して北野大茶湯に参戦する。異色大河漫画、早くも文庫化第4弾。


 

 古田左介あらため古田織部正となり、数寄の頂を目指す。丿貫との出会いで侘び数寄へと方向性を定めた。「侘び」を極め日本一の数寄者と称されたい想いが嵩じるにつれ、ますます「侘び」の境地から離れていく皮肉がおもしろい。一方で秀吉を千利休の考えの食い違いが緊張感を帯びてきた。今後の展開が楽しみだ。 

 


閲覧数667 カテゴリ読んだ本 コメント0 投稿日時2012/09/15 17:50
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