『エマ ヴィクトリアンガイド』(森薫・村上リコ・著/エンターブレイン)を読みました。
2003年12月5日初版初刷発行とある。本編『エマ』の第3巻が発刊された日と同じだ。第10巻(完結)まで読んでこれを手にしたのだが、もっと前に読むべきだった。19世紀末ヴィクトリア朝の家事使用人事情、風俗などについて、森薫氏と村上リコ氏のフェティシズムあふれる解説が加えられている。19世紀前後英国を舞台とした小説『エマ』(オースティン著)、『ジェーン・エア』(ブロンテ著)、『大いなる遺産』(ディケンズ著)などの紹介もあり、その内容は深く濃いヴィクトリアン萌えが噴出したものとなっている。参りました。お見事!