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2014年03月30日(日) 

『じゃりン子チエ 16』(はるき悦巳・著/アクション・コミックス)を読みました。67巻ある全集の第16巻である。

 


 今巻では渉先生の妻・朝子さんがご懐妊。テツは、最近、朝子さんの顔を見ないのを「離婚か?」と早合点。早速、内偵をはじめる。テツは憎まれ口をたたきつつ、実は気遣っている。このあたり、素直になれないのがこの男のややこしいところだ。

 素直になれないといえば、マサルである。チエのことが気になって仕方が無いくせに、憎まれ口ばかりたたく。もう少し成長して、自分が実はチエのことが好きなのだと気づくはずだが、そのときマサルは己の心にどう対処するのだろう。チエに対する歪んだ愛に気づいたとき、過去の所行を振り返って、恥ずかしさのあまり舌をかみ切って死にたくなるに違いない。私はこの屈折した子ども・マサルのことが大好きなのだ。私も相当屈折している。(あるいは病んでいる?)

 

 

 

 


閲覧数558 カテゴリ読んだ本 コメント0 投稿日時2014/03/30 18:57
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