2015年8月13日 房日新聞読者コーナー 今年12本目で通算61本目の私の投稿掲載の原文を公開します。 昨年来から財政難問題が生じている富津市。 この8月1と2日にわけて、構想日本の協力による事業仕分けを実施したそうです。 事業仕分けとは客観的に役所の事業について、必要性や費用効果、住民にかなっているかを見極めるものです。 同じ財政難の銚子市においてもすでに実施しています。 富津市の26の事業を対象に仕分けの議論がされたようですが、うち海水浴管理事業について。 誰のために税を使っているのか、観光客のためでなく、住民がメリットを受けられるようでなくては 海水浴だけが選択肢でなくほかのレジャーに事業として考えるべき という仕分け人の意見により判定は要改善。 私が思うに、役所の内輪の中での評価だけでは、単なる自己満足に陥るような気がします。 第三者の目で見ることは必要不可欠です。 ある千葉県議会の若手の議員さんが、基礎自治体の近視眼感覚について、厳しい話をされました。つまり、役所の中にいれば、視野がせまくなる傾向になりやすい点です。 私もその点は危惧をする立場です。 私はかねてから、来年で合併から10年になる南房総市において、今一度、やってきた事業を検証し、その先の10年20年をどしていくか、皆で考えるべきと思っています。 地方交付税の恩恵がなくなり、それが30億円不足すること。それをどうしていくのか。 使える期限が間近の合併特例債を活用した事業をかなり考えているようですが、それよりも、合併当初の時点に立ち返り、旧7町村それぞれの課題、全体としての課題を集約し、取捨選択で物事を進めてほしい。 そのためには私たちの声と視点を無視してはならないです。 |