2020年8月18日 房日新聞読者コーナー 今年8本目で通算126本目の投稿掲載 ひとつ前の千葉県からの回答とあわせて、この原文をご覧ください。 先月、この場の投稿で、土砂災害警戒区域の指定予定などについて書きました。 先日、千葉県側より回答が届きました。 回答はいただきましたが。 回答が届く前に、私の自宅の裏山含め、127号の勝岩トンネルから富山ふれあいコミセン、岩井袋手前までのあいだにかけて5箇所の区域指定予定があることがわかりました。 私以外に警戒区域の指定予定に住んでいる方より、 手紙の趣旨はわかるが、千葉県として何をしてくれるのかがわからない。移転勧告になった場合のお金の問題が一番こまる という声が少なくありません。 県として制度に基づいて、災害リスク回避の観点から区域の指定と、場合によっては移転勧告を出すことになっています。しかし、移転費用は公的な融資でやりくりできるとはいえ、十分とはいえない。 私の自宅近くある2つの公共建物。 東京練馬の岩井少年自然の家について。建物の裏山は対象ではないが、千葉県の公開されているサイトでは、市道から自然の家に至る進入道路の斜面は、警戒区域の指定予定になっています。 道路の付け替えを含めた工事について、練馬区、千葉県、南房総市で協議を検討をされるだろうか。 富山ふれあいコミセンについては、建物全体が災害で危険が生じるゾーンになっているようです。ただ、その裏山は民有地だそうです。 避難場所になっている建物であり、千葉県、南房総市、裏山の地権者のあいだで、その防災対策について検討されるでしょうか。 万一、富山ふれあいコミセンが、南房総市の出先機関としての機能できない場合に備え、そのバックアップとして、平群にある富山コミセンに一時的に代替することも視野になるのではないでしょうか。 国道127号の勝岩トンネル近くの斜面についても、警戒区域の指定予定に。127号は指定国道であり、千葉県は国と地権者で調整をされているでしょうか。 コロナの影響で、私の隣近所にある別荘には、長期に滞在をしている家主さんが少なくないです。私がいただいた手紙をこれらの方々が、目を通されたかどうか。 あらゆるツールを使って、そういった災害の警戒区域などの情報は、確実に伝えるべきではないでしょうか。 今回、警戒区域の指定予定の手紙を発送したのは、制度への理解と、身の安全を考慮した避難行動のお願いになっています。 しかし、コロナの状況も含め、いざそのような事態になった場合、千葉県がお願いするシナリオ通りには行かない場合があると思います。 なにゆえに指定を受ける予定になったのか、どれだけの被害影響が生じるか、避難の段取りをどうするか。やはり、移転となれば金銭含め、具体的にどう手当をするか。 今ある制度に限りがあれば、使い勝手いいように千葉県が国に改善を働きかけることも必要になるでしょう。 今から4年前。 千葉県より、県内17箇所の災害危険箇所と、それらに福祉施設が所在をしていることを発表。しかし、具体的な施設名までは明らかにしませんでした。 風評被害や法人さんの了解を得ていないなどの事情があったかもしれません。 実は私の家族、知人がお世話になっている福祉施設近く、また少し離れた箇所が警戒区域の指定予定になっています。 しかし、近年の自然災害は甚大です。こういうときに、あえて公表をすることで、たとえば避難準備情報がでれば、優先して施設の利用者さんを避難させることが可能ではないでしょうか。 昨年秋からの千葉県に対する災害対応についての厳しい声に、真摯に向き合い、できることからの取り組みを切望します。 |