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2014年01月18日(土) 

 信長は議論をしなかった。

 もしかれが議論好きな書生であったとしたら、眼前の卓子を一刀両断で切り放つような勢いで、中世的な迷妄のすべてをこのようにして亡ぼすのだ、といったであろう。

 中世は終わろうとしている。

 が、中世を中世たらしめてきた諸権威は、力を失いつつも、なお権力や権威のかたちで、あるいはひとびとの心の中で、この国に棲みつづけている。

 叡山で象徴される仏教的権威もそうであり、信長はそれを焚きつくし、殺しつくした


閲覧数1480 カテゴリ読んだ本 コメント2 投稿日時2014/01/18 01:43
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2014年01月15日(水) 

『乙嫁語り 6』(著者:森薫/BEAM COMIX)を読みました。

19世紀後半の中央ユーラシアはロシアの南下政策の影響に揺れる。遊牧民にとって所有する羊の数が資産なら、所有する馬の数は誇り。多くの馬を放牧する牧草地が足りないとなれば奪うのみ。その行為が正しいか正しくないかでは無い。そう思う部族がいるかいないかである。そう思う部族がいればそこに戦いが生じる。たとえそれが愚かな戦いであっても、降りかかる火の粉は払わねばならない。「夫が戦うなら私だけ逃げるわけにはいきません。私は妻ですから」と言い放ったアミルが清々しい。今年は午年。表紙を飾


閲覧数575 カテゴリ読んだ本 コメント0 投稿日時2014/01/15 00:55
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2014年01月12日(日) 

『播磨灘物語(一)』(司馬遼太郎・著/講談社文庫)を読みました。

 

 

 かなり前から買い置いていたのだが、全四巻ということでこれまで読むのを躊躇っていた。しかし、大河ドラマが今月五日から始まってしまった。後れをとってはならじとばかりに慌てて読み始めた。

 

まずは出版社の紹介文を引きます。

 

黒田官兵衛、この戦国末期が生んだ商人的思考の持主。


閲覧数2127 カテゴリ読んだ本 コメント2 投稿日時2014/01/12 12:03
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2014年01月05日(日) 

行ったことがある所は紹介された261店中わずか3店。ハム・ソーセージ「メツゲライ・クスダ」、蕎麦「土山人」、旧甲子園ホテル。行くべき店のなんと多いことよ。行きたくなった所は沢山。伊丹「喫茶・島あと」でパンとコーヒー、岡本「びすこ文庫」で古書、苦楽園口「maruku.cafe」のドライカレー、阪急御影「蕎麦ふくあかり」で酒と蕎麦、新在家「俺の餃子」で餃子とビール、阪神御影「立ち呑み・美よ志」で昼酒。楽しみやなぁ。あと仕事柄、さくら夙川「噂の八百屋」、芦屋川「ORGANIC VEGETABLE CA」、移動販売「yamsai」は要チェック。

 

閲覧数621 カテゴリ読んだ本 コメント0 投稿日時2014/01/05 11:09
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2014年01月04日(土) 

「まあええ、旅のモンじゃったら、今日のところはこらえちゃるわい」

 青光りはイバって言った。「ほいでも、気ぃつけや、広島の街を巨人の帽子かぶって歩くいうんは、クソを垂れ垂れ、チンポを振り回して歩くんと同じことなんで。ぶちくそ恥ずかしかろう? ほんまなんど、気ぃつけんと、大恥かいてしもうてからじゃ遅いんじゃけえ」

                                     (本書P51より)

 

『赤ヘル1975』(重松清・著/講談社)を読みました。


閲覧数781 カテゴリ読んだ本 コメント0 投稿日時2014/01/04 11:37
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2014年01月01日(水) 

2013年12月の読書メーター


読んだ本の数:14冊
読んだページ数:4229ページ
ナイス数:2143ナイス

じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (15) (アクション・コミックス)じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (15) (アクション・コミックス)

閲覧数676 カテゴリ読んだ本 コメント0 投稿日時2014/01/01 09:07
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2013年12月29日(日) 

『作家の食卓』(平凡社 コロナ・ブックス)を読みました。

 

 

まずは出版社の紹介文を引きます。

 

立原正秋の豚のもつ茹でから渋沢竜彦の甘鯛の唐揚げまで、作家たちが毎日、朝昼晩、家庭で食べていたメニューを再現。ほか作家たちの「好きな場所、愛した味」「作家のおやつ」「食卓をめぐるエッセイ」などを収録。

 

 作家は己のスタイルにこだわり


閲覧数550 カテゴリ読んだ本 コメント0 投稿日時2013/12/29 22:06
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2013年12月29日(日) 

 おふくは自分が不幸だと感じたことはなかった。母のお千佳がいたからだ。

 日傭(ひよう)取り棒手振(ぼうてふり)を生業とする者が住む裏店では、貧困も空腹も茶飯のことであり、身体の一部のように、一生背負っていくしかないものだった。生まれてすぐに父親に、七つになる前に母親に死なれたというお千佳は、骨の髄までそのことを承知していた。留吉が寝込めば、昔の伝手を頼って一膳飯屋に働きに出たし、夜なべの内職もした。自分の境遇を嘆くことも、亭


閲覧数571 カテゴリ読んだ本 コメント0 投稿日時2013/12/29 21:53
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2013年12月29日(日) 

「女は殺すな。捕らえよ」

 追っ手の声が聞こえたからか。前を駆けていた義仲がふりむきざま「巴ッ」と叫んだ。

「死んではならぬ。捕らわれてもならぬ。逃げよッ」

 馬はそうそう走れない。もはや敵を迎え撃つより手はなかった。となれば多勢に無勢、千にひとつも勝機はなさそうだ。

 それならそれでよい。勇


閲覧数710 カテゴリ読んだ本 コメント0 投稿日時2013/12/29 04:58
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2013年12月23日(月) 

「日頃はつらい思いをしている女の子にも夢みたいな報われる日があってもええやないか、っていう話なんや。絶対に面白い話になるよ!」

                                     (本書P206「解説」より)

 

 

 『輝く夜』(百田尚樹・著/講談社文庫)を読みました。

 私は日本の冬に暴力的な猛威をふるうクリスマスと


閲覧数660 カテゴリ読んだ本 コメント0 投稿日時2013/12/23 07:07
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