尾道でも仮装イベントが開かれます
面白そうですね
「こどもたちに仮装させて商店街をパレードできないものか?」 英語塾教師のこんなつぶやきを耳にしたひとりの女高生の奮闘から、今では毎年2,000人あまりの地域住民を動員する秋の名物イベント「伊丹のハロウィン」がスタートして、早や9年目となります。当時、市立伊丹高校の情報科では、高校生の社会人基礎力を養うために地元の商店街の支援を得て、「活性化プロジェクト」を地域協働で実施する緒についたところだった。彼女は迷わず最初からこの授業を企画・運営してきた畑井克彦教諭に相談し、英語塾と高校と商店街という一風変わったイベントが始まった。 その後ハロウィンは、多くの地域イベントを抱える活性化プロジェクトの中でも最大の事業となり、数年前から高校1年生の学年行事として学校挙げての活動となった。毎回、市長と教育長も仮装して参加し、開会の挨拶をしてくれるだけでなく、会場をぐるりと回って高校生の活躍に目を細めてくれている。7年前から「地域フィールドワーク伊丹」という科目履修で企画・準備段階から高校生たちのサポートに参加する関西学院大学の学生たちも、イベント運営を通して得るものは計り知れない。 昨日はプレイベントと称して、ビバ伊丹商店街・伊丹ショッピングデパート・イオンモール伊丹の3会場の準備と、「こどもたちによるかぼちゃのランタンづくり」が行われた。手作りで飾り付けられたスペースに子どもと高校生が一緒になって、和気藹々とカボチャにナイフをいれる様子は、むかし昔どこにでもあった群れて遊ぶ子どもたちの姿を彷彿とさせる。笑顔と笑顔の間に、地域の信頼関係の芽生えを感じることができる。 今年のイベントは、10月28日(日)午後スタート。関西学院大学に留学している学生40名近くも加わり、英語で子どもたちと触れあう企画も加えて、各会場でかわいい仮装が駆け回ることだろう。イベント運営の主体となる高校1年生が、有志で参加・指導してくれている3年生の立派な姿をみて、憧れと目標にしてくれることで、高校での学びを増進させてくれる。ハロウィンの効果は、さまざまなところに及んでいる。惜しむらくは9年間中8回目の雨模様。これもハロウィン同様、恒例となっているので仕方ないな(笑)。 商店街のお魚屋さんで大将とお話ししながら買ってきた体調1メートル以上の「天然ブリ」、透き通るように白い「剣先イカ」、繊細な歯ごたえととろりとろける「中トロ」。スーパーでは手に入らない新鮮な刺身を家族で満喫。商店街のある街は素敵ですね。 |