昨年末より報じられています、千葉県袖ヶ浦福祉センターの知的障害者施設での虐待事件。 センター内3つの施設ともに職員が利用者への虐待が明らかになり、これが9年、なおかつ報告があがらずで放置という実態がでてしまいました。 以前も書きましたが。 この千葉県内でまだ障害者施設が少ない時期に開設された施設であり、千葉県内の障害福祉の関係者にとっては老舗的な存在。 千葉県議会の健康福祉常任委員会が、閉会中も審査のかたちで千葉県執行部関係者を招いて事情を聞いています。その中で、今回の袖ヶ浦での事件を受け、千葉県が原因究明と調査を目的とした第三者委員会の設置を、県議会側に伝えています。 この第三者委員会は障害福祉関係の方々で構成。直接の面会はしていませんが、存じている方が数名、委員会メンバーに加わっています。 今月13日、千葉市内で障害者差別解消法に関するフォーラムがありました。その中で毎日新聞の野沢さんが、今回の虐待事件について、 障害者の方に施設を押しつけてきたのではないか。一人の人として尊重するべきではないか という発言を。 私も同感。 施設=障害者という固定概念は崩さなくてはならないです。また同時に障害福祉に従事される方の人材育成もきちんとやらなくてはならないです。 もう一つ。 千葉県立の障害者施設でおきているのに、千葉県の森田知事の存在が薄い。 知事のお父様は警察官で、移動交番の施策はお父様の影響があるといわれています。 人権や権利擁護を重視するのであれば、移動交番と同等に今回の虐待事件について、知事として政治家としてしかるべき言動が強く求められます。 |