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2014年04月11日(金) 

『日の出食堂の青春』(はるき悦巳・著/双葉社 ACTION COMICS)を読みました。

 

 

 私にもありました。若かった頃、あれこれ考えるだけで結局どうして良いか判らず、経験も自信もないものだから、何もせずダラダラ過ごしてしまう時期が確かにありました。ひとかどの男になりたいけれど、たいした男になれそうもない。自分の先行きがだんだん見えてくる。そんな自分に唯一希望があるとすれば、素敵な人と結婚すること。憧れの女(ひと)が自分ではなく他の人と結婚してしまう。ただ一つの空想的希望も潰えたとき、せめて「好きでした」ということだけでも言いたかった、言えば良かったとの悔いが残る。人生の春は切なくもほろ苦い。

 

 


閲覧数647 カテゴリ読んだ本 コメント0 投稿日時2014/04/11 21:27
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