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2014年04月21日(月) 

『長門守の陰謀』(藤沢周平・著/文春文庫)を読みました。

まずは出版社の紹介文を引きます。

 


 

長門守忠重が、藩主の世子を廃し、秘かに自分の子を後継に据えようとしている―荘内藩空前の危機、いわゆる「長門守事件」を題材とした、歴史小説の佳品である表題作。ほかに、武士の世界を女性の視点から描き、藤沢周平の巧みさと比類ない魅力を存分に味わえる「夢ぞ見し」など、初期短篇の秀作全五篇を収録。

 


 

 

 

五編の短編のうち「夢ぞ見し」が一番のお気に入り。妻女の夫を見る眼の変化がほほえましく、幸せな夫婦のあり方が見えたような気がする。同じ組み合わせの二人でも心の有り様で幸せにも不幸にもなるのだなぁ。「春の雪」と「夕べの光」では損得では計れない女の情の深さに唸ります。「遠い少女」では女の怖さにぞっとします。女ってのは男とは別の生き物なのだとつくづく思う。

 

 

 

 


閲覧数570 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/04/21 23:06
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