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2014年04月21日(月) 

『珍妃の井戸』(浅田次郎・著/講談社文庫)を読みました。

『蒼穹の昴』を読んだのは六年も前のこと。『蒼穹の昴』ほどのワクワク感がなく、珍妃殺害の当事者に聴き取りをしていくという単調な展開に途中、読むのを投げ出しかけた。しかし、最後まで読んで良かった。西欧の価値観とは異質ではあっても東洋の高貴な心に触れた気がした。悲しい歴史ではあるが、手前勝手な正義を振りかざす西欧の所行に対するアンチテーゼとしての死に方、しかもそこには互いに高貴な心を持つ二人の思い(あえて「愛」という言葉は使いたくない)があったと知ったとき、私の心は震えました。冗長とも思える前振りにも納得した。

続編『中原の虹』も本棚で私の手に取られる日を満を持する状態にある。長編だけに、いつ読み始めるか、それが問題だ。

 

最後に出版社の紹介文を引きます。

 


 

列強諸国に蹂躙され荒廃した清朝最末期の北京。その混乱のさなか、紫禁城の奥深くでひとりの妃が無残に命を奪われた。皇帝の寵愛を一身に受けた美しい妃は、何故、誰に殺されたのか?犯人探しに乗り出した日英独露の高官が知った、あまりにも切ない真相とは―。『蒼穹の昴』に続く感動の中国宮廷ロマン。

 


 

 


閲覧数1,290 カテゴリ読んだ本 コメント2 投稿日時2014/04/21 23:23
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コメント(2)
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  • 2014/04/22 00:43
    蒼穹の昴も、珍妃の井戸も何年か前に読みました。
    図書館で借りてですけど。
    中国ものが好きなのですが、当分読んでいないので、読みたくなりました
    次項有
  • 2014/04/22 11:26
    > ももたろうさん

    読むためにまとまった時間があれば良いのですが・・・
    次項有
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