『ルーズヴェルト・ゲーム』(池井戸潤・著/講談社文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。 大手ライバル企業に攻勢をかけられ、業績不振にあえぐ青島製作所。リストラが始まり、歴史ある野球部の存続を疑問視する声が上がる。かつての名門チームも、今やエース不在で崩壊寸前。廃部にすればコストは浮くが――社長が、選手が、監督が、技術者が、それぞれの人生とプライドをかけて挑む「奇跡の大逆転(ルーズヴェルト・ゲーム)」とは。
性悪で人種差別主義者のフランクリン・ルーズベルトがいけ好かないヤツだと言うことはこの際横に置いておく。 真っ当に生きている者が理不尽にも窮地に陥り、邪なヤツの度重なる妨害工作にもめげず、最後には正義が勝つという池井戸さんお得意の水戸黄門的勧善懲悪展開である。やはり読んでいて楽しいし、胸のすく読後感は鉄板の面白さ。どうも池井戸さんの小説を読むと、次も池井戸さんのものを読みたくなってしまうんだなぁ。さて、次は何を読もうか・・・
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