書き込み数は405件です。 | [ 1 ... 32 33 34 35 36 37 38 39 40 ... 41 ] | ◀▶ |
読んだ本の数:14冊
先月はなかなか良い読書をした。『美亜へ贈る真珠』カバーの画は全くいただけないが、中の小説は粒ぞろいの真珠の如くすばらしかった。時をテーマにしたロマンティックSFは中年のオッサンの心を鷲づかみした。何度も読み返したい。時空を超えた恋をテーマにした物語といえば、読みたいと念願していた『たんぽぽ娘』をつい … [続きを読む] |
パブロはあの暗闇のような瞳をじっとヤドヴィガに向けていましたが、 「あんたルソーと付き合ってるのか」 ふいに言いました。まったく、この男は、いつも突拍子もないことを言い出します。ヤドヴィガは声を立てて笑いました。 「ご冗談でしょ。誰が、あんな貧乏臭い男と・・・・・・」 「そうかな」とパブロは、鋭い目にかすかな笑みを宿して言いました。 「本気であの人の女神になってやれよ。それであんたは、永遠を生きればい |
ピカソは言っている。 「私は見るものを描く。ある時には、ある形で、他の時には他の形で。私は考えこんだことが無いし、試してみたこともない。何かを言いたいと感じた時には、感じた通りにそれを言う。絵画に中庸はない」 (『美の旅人 フランス編Ⅲ』P138より抜粋)
『美の旅人 フランス編』(伊集院静:著/小学館文庫)を読みました。オールカラーの文庫3巻だてです。『美の旅人』にはこれより先にスペイン編が書かれてい … [続きを読む] |
あなたは世に何を広めたいのですか? 創ったものにて 何をなさろうとしておりますか? それがわからずば・・・・・ 創造する意味などなく・・・・・ 人々の心を打つことはないでしょう・・・・・ 己を見つめ直しなされ 見つめて・・・・・・ |
『へうげもの』ってどんな漫画? と聞かれたら、私はこう答える。
「激しい愛が、いかにしてものの価値や人々の美意識を変えていったかを描いた作品だよ」
(三浦しをん氏の「解説」より)
『へうげもの 五服』(山田芳裕・作/講談社文庫)を読みました。
まずは … [続きを読む] |
ぼくのお母さんは、ふみちゃんを見て、よくこう言う。 みんなより、ほんのちょっと早くおとなになっちゃってるのよね。かわいそうに、あんた早く追いついてあげたら? と。 (本書P31より)
『ぼくのメジャースプーン』(辻村深月・著/講談社文庫) … [続きを読む] |
[ 1 ... 32 33 34 35 36 37 38 39 40 ... 41 ] | ◀▶ |