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『乙嫁語り 1巻』(著者:森薫/BEAM COMIX)を読みました。
読書メーターのサイトでとても評価が高いコミックです。表紙写真を視て下さい。素晴らしい画です。この民族衣装、素晴らしく緻密に描いてあります。 そのうち読もうと思っていたところ、古本屋さん(やっさんの店)で第1~3巻セットで500円の値がついていました。本の帯も着いていて、読者アンケートはがきもちゃんと付 … [続きを読む] |
「ポケットを」 少女はもう一度言った。 エドワードは少女のポケットを探る。白いハンカチーフが出てきた。 「ああ」 手に持たせてやると、少女は安心したような溜め息をついた。 「やっと、渡せるわ。ね。エリザベスから、エドワードへ」 |
「ただね、父もわたしも、状態の悪い方の『春と修羅』に愛着があったの。いかにもあの本を愛した人たちの手を経てきたようで・・・・古書としての価値には関係なく、わたしたちにとっては大切な一冊だった」
『ビブリア古書堂の事件 … [続きを読む] |
里志のモットーで俺が知っているのは二つ、一つは「ジョークは即興に限る、禍根を残せば嘘になる」だが、もう一つは「データベースは結論を出せない」だ。 (本書P154より)
『愚者のエンドロール Why didn't she ask EBA?』 (米澤穂信・著/角川文庫)を読みました。『氷菓』につづく<古典部>シリーズの第二弾である。人の死なない日常のミステリはなかなか良いです。<円紫さんと私>シリーズ、東京バンドワゴン・シリーズ、ビブリオ古書堂の … [続きを読む] |
今年もまた文化祭がやってきた。
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「ただねぇ」 母親が案ずるような声になった。 「私が言うのも何だけど、あの子の入れ込んでも報われるかどうか分からないわよ。芝居以外のことにはホントに無頓着だから」 「いいんです」 牧子は即答した。 |
店にあるときの古本は静かに眠る。これらの本を書いた人間たちは、すでにほどんど全員死者の列に連なっている。ここに残されているのは、この世にはもう存在していない者たちの、ひっそりとした囁き声だ。かつて生があったときの、喜びや悲しみや思考や悩みの一部だ。真志喜はそれらの本の発する声を、じっと聞いているのが好きだった。書物の命は長い。何人もの間を渡り大切にされてきた本は、老いることを知らずに、『無窮堂』でのんびりと次の持ち主が現れるのを待っている。 |
『みをつくし献立帖』(高田郁・著/ハルキ文庫)を読みました。先月18日第一刷発行のできたてホヤホヤの本です。「みをつくし料理帖」シリーズ第7弾『夏天の虹―みをつくし料理帖』が上梓されたのが今年の3月15日のこと。その時、高田さんからまさかの「次作まで一年間待ってね」宣言がされたので、多くのファンは悲鳴を上げたものです。しかし、こうして、ちゃーんと箸休めといいますか、間食といいますか、ファンの気持ちを察してご本を出して下さるとは、高田さんのお心遣いに感謝です。
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