初盆

初盆というのはと、お坊さんの話があった。

その話によると、お盆は、鬼でも、おやすむする。
地獄への門を預かっている鬼がお休みすると、地獄にいったかたが、帰ってくるんだ。
その人たちをお迎えすることになるんです。
もちろん、先祖もそこに行った人もいるので、御迎えするのも大切ではありますけれども…なにもかも、混同しているのですよ。

浄土真宗は、南無阿弥陀仏と唱えることによって仏にもなり、慈悲と智慧を持ってくる。そんな、ご先祖は、地獄にいるわけではなく、西方浄土、盆に返ってくるのではなく、日常にいて、身の回りでみんなを助けてくれるんだという。
私も、なんだかそんなように考えれいる。

そして初盆は、地獄から帰ってくる人を待つのではなく、そんな仕組みで、親戚一同が集まる機会、個人を思い、心をいやす機会なんですよ。そんな、機会をありがたく思い、ご先祖様に感謝するのがいいのでしょうね。

慈悲深いしくみかな。

と、そんなことだと。
教えと、風習は必ずしも一致しないのだと。
日頃あれこれとしているけれど、真理は別のところにあるのかもしれないね。