> ももたろうさん
お昼休みに、メイプルさんと一緒に「プロ厨房」という厨房用品専門店に行ってきました。
お料理、乞うご期待♪♪♪
「炒め物に便利な大きなフライパンが欲しい♪」とおねだりしていたら、「買ってあげますよ~」と嬉しいお言葉。浅いテフロン加工のアルミ製フライパンしかなく、たくさん調理するときには具材を何度かにわけて焼いたり炒めたりしていたので、アルミに比べて調理温度が高く、熱を部材にまんべんなく行き渡らせることができる鉄製の中華鍋(アルミ:約600度、鉄:1,000度)に狙いを定めて、いろいろ調べてみました。なんといっても、男の料理は道具から入りますからね♪ レビューなどから目を付けたのは、山田工業社製の打出し製法で製造された鉄製片手中華鍋です。市販の多くの中華鍋はプレス型を利用して一発押し出しで整形されるプレス工法によって作られているのに対して、「打出し」は、平らな鉄板を金槌状のもので数千回も叩くことによって丸い形に整形していく手法。よくTVなどで職人さんが腕をふるっている製造法で、一発整形のプレスに比べて手間もかかるし大量生産には向きません。しかし、打出しの中華鍋は叩くことで鍛え伸ばされるため、通常よりも薄く、そして軽量にできあがります。火にかけたときの熱まわりがよく、取りまわしもラクなため、プロの調理人はこの「打出し」の中華鍋をを愛用する人は多いのです。 また、鉄には細かい隙間があるので、長く使うとサビや傷む原因になります。ところが「打出し」によって叩かれることで、鉄が隙間のない詰まった一枚板に近くなり、非常に丈夫で長持ちするという利点もあります。さらに、何千回も叩いたところが鍋肌に同心円状の跡を作り、これが逆に油なじみをよくするという効果が出ます。 このように「打出し」製法は、中華鍋として非常に利点の多い製造方法ですが、手間と技術が必要とされることから、現在では、ある程度の規模での製品化を行っているのは山田工業所ぐらいです。 念願の中華鍋を手に入れて、まず最初にやらなくてはならないことが「おろし」。使用後のメンテナンスとともに、鍋のコンディションを保つために大変重要な作業です。中華鍋はざっと水で洗い、ガスコンロにかけてじっくりと空焚きをします。火にかけてしばらくおくと最初は煙があがり、さらに焼きつづけると黒い鍋肌が、火にあたった部分から青光りした感じに変色していきます。できればこの青光りが鍋肌全体に広がるように、鍋を傾けてフチの方まで火にあてていくのが上手な「おろし」のコツです。 20~30分も空焚きしつづけると、鍋に塗られていたサビ止め剤が焼き切れるので、自然に冷ましたあと洗剤とスポンジを使って、しっかりと鍋全体を洗います。この作業のあと初めて油を引いて、料理に使えるようになります。きっと美味しい料理がたくさんできますよ~♪♪♪ |