「業者が舌を巻くような品質の配線工事をしよう ♪」 教師、保護者、地域住民、児童・生徒、そして外部ボランティアが力を合わせて、一日学校で協働作業に汗を流し、すべての教室でインターネットが使用できるように、ネットワークの敷設工事をするお祭りが「ネットデイ」です。 http://www.netday.gr.jp/ 兵庫県播磨地域は、日本各地に伝搬した「日本型ネットデイ(元祖は米国シリコンバレーのNetday)」の故郷と呼ばれる先進地域で、その後兵庫県の学校の半数近くはネットデイ活動によって環境整備がなされました。 先月、2004年にネットデイを実施した「たつの市立神岡小学校」から「事務室のネットワークが接続できない」という連絡があり、息子のワッキーと調査に赴きました。 http://tesp.jp/netday/relay/kamioka/ すでにみんなで工事をしてから6年、多くの先生が入れ替わっている中で、懐かしい顔もちらほら。あの日の楽しい思い出が蘇ってきます。 職員室から事務室に延びるケーブルを測定器であたると 12.4db(デシベル)。10db以上で100Mbpsを超える高速通信に耐えることができる品質なのでまったく問題はありません。ネットデイでは、1組100万円以上するこの装置を4セット用意(兵庫県教委2組、伊丹市教委1組、弊社1組)して、それを使い高学年児童がケーブル1本ずつきちんと測定し合否を判定する「検査班」を組織。業者が手抜きをしやすいところもしっかり実施していました。今回の検査は、その品質を裏付けする結果となりました。 ではなぜ通信ができなかったのかというと、ネットデイのずっとあとに行政用ネットワークを事務室に引き込む際に、業者が勝手にネットデイで敷設したケーブルを流用したことにありました。見たこともないメディアコンバータが、ケーブルの先についていたことから、業者の「たちつと工事(てがぬけている)」の実態が判明しましたわけです。しかられるぞぉ~、きっと!! 意気揚々と校門を出て向かったのは、「大黒餅」というお饅頭で有名なたつのの「大黒屋」さん。きねつき餅にこしあんを包み、打ち出の小づちの焼き印がとても縁起いい。明治後期の創業以来、地域で愛され続けてきた伝統の大福で、午前中に完売することが多くなかなか入手ができません。もっとたくさん作ったら儲かるのにと女将さんに聞いてみたら、時間がたつと表面が硬くなるため、夜明け前から早朝にかけてその日に売れる分しか作らないそうで、さすがこれぞ老舗のこだわりです。 この日も実は既に売り切れていて、残念ながら買えませんでした。店頭で他の大福を選んでいると、ぞくぞくと二組も同じ境遇の方々が来店。肩をすぼめて帰って行きました。朝8時半にお店があいて、いつもだいたい10時半には売り切れるという幻の大福餅。食べたい人は予め電話で予約しておくと、取り置きしてくれるとのことでした。今度はちゃんと電話しておこう♪ 大黒屋本店 兵庫県たつの市新宮町觜崎331-1 TEL0791・75・2118 (水曜定休) ネットデイも大黒餅も、そのこだわりが刻を経ても変わらぬ品質を伝え続ける..という一席でした。 |