ここ連日のの新聞報道やTVニュースをみていると、関西電力管内の夏の電力事情が危機的な状態になるらしいという雰囲気が伝わってきます。以前なら「関電は総発電量を隠して大飯原発の再稼働を狙っている」と報道を通じて勘ぐっていましたが、いまでは原発が再稼働しない中でどのように計画停電が避けられるだろうと考えるようになりました。逆に言うと、ここに至るまで「節電」に関して全然本気で考えていなかった自分がいたわけです。 今日、関西広域連合も節電目標の発表を行うようですが、まだまだぼくのようなノーテンキな人間は少なくないはずで、自治体の呼びかけだけでどれくらいの人たちがピークカットに協力してくれるのか..大変不安です。余裕のある各電力会社にも電力融通のための節電をお願いしても、関西の人たちが本気にならないと「真夏の計画停電」が現実になってしまうのです。 ついては、原発再稼働の是非は棚上げにしてでも、私たちひとりひとりに節電意識が芽生えるような啓発やピークカット行動を促すようなアピールを、地域SNSが連携して実施できないものかと考えています。もちろん、地域SNSが直接社会全体に与える影響は小さいかも知れませんが、地域に愛着を持つ優しい人たちが率先して行動することにより、さらにたくさんの方々に影響を与えることができるはすです。自治体や企業が実施する他のアクションとも連携していければ、今夏は無理でも近い将来、大きなムーブメントに育てられるかも知れません。 原発に依存しなくても済み、より安全で環境に優しい電力を、できる限り安価に国民が入手できる基盤づくりを、「辛い節電」ではなく「楽しく節電」できる仕組みを作りましょう。ひとりひとりの節電量が積み重なって大きな発電所の発電量になるくらいにできて、それをみんなに見える化できれば、近い将来きっと国民本位の新しいエネルギーデザインが見えてくるはずです。 だれか、この指にとまってくれないかな~。 |