3)勝尾寺表参道と大鳥居(大阪府箕面市粟生新家1丁目) 摂津の北面にあり、広範囲から、参詣に音連れているのが実感できる 勝尾寺へ向かう参道は幾筋もありますが、西国街道に面した新家の大鳥居を起点として北へ向かう三十六町の道が表参道です。参道沿いには、寺への距離を示す町家が残されており、宝治元年(1247)に建てられた下乗石として国の史跡指定を受けています。現存する石の大鳥居は寛文六年(1666)に建てられたものですが、勝尾寺文書には、鎌倉時代の寛元三年(1245)に木の鳥居が建てられたことが記録されています。 大鳥居の右下に、寄進標石、町石を寄進したのが大阪淡路の小嶋屋長左衛門の後室であると刻まれている 左側は 二階堂道の道標 正面に「左 勝尾寺二階堂道」 右側面「園光大師御遺跡 廿五箇所第五番 大坂講中」 園光大師(法然上人)は讃岐配流からすぐに京都に戻らず、勝尾寺の二階堂に約4年逗留された。 |