1)鳥籠山城址と専念寺 (広島市安芸区瀬野南)
鳥越山城は、阿曽沼氏が拠点としていた。阿曽沼氏は、南北朝の争乱の時、安芸の国に移り、この山城を拠点におき、安芸の国の有力な国人として成長した。最初は大内氏、尼子氏とつかえ、最後毛利氏に従い活躍した。毛利氏移封に伴い、萩にうつったが、その子孫も何人かこちらにいるという。専念寺は、その阿曽沼氏の家臣辻則末は寺に入り改宗、改称したと伝えられている寺である。境内には、釣り鐘状の「鉄道遭難碑」は大正15年、一帯の畑賀村が大洪水に遭いその時多くの人が乗車していた列車が転覆して、多くの人がなくなった事件があり、その追悼碑である。 |