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オレは基本的に性善説だ。相手が善意であり、好意を見せるのであれば、誠心誠意それにこたえる。だが、やられたらやり返す。泣き寝入りはしない。十倍返しだ。 (本書P290より)
『オレたちバブル入行組』(池井戸潤・著/文春文庫)を読みました。
まずは出版社の紹介文を引きます。 大手銀行にバブル期に入行して、今は大阪西支店融資課長の半沢。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。すべて |
ただ食べるため、家族を養うための商売ならばどこでもできる。だが自分は、日本の水際であるあの神戸で、外国を相手に国と国との利益を賭けた取引をなし、誰もができない巨利を挙げて成功するという待望を抱いて土佐の山々に背を向けたはずだ。そのことを、よねが、思い出させてくれたのだ。 「わし、・・・・・・神戸に帰ります」 もしも彼がそのまま高知を動かなかったら、あるいはその後の鈴木商店の歴史もかわっ |
『カツオ人間写真集』(チームカツオ人間・編/角川文庫)を読みました。
こがな写真集を千円も払ってこうてしもうたとちっくと後悔しちゅうが、高知を応援する人間としてはこれぐらい安いことなが。行きたいのはひろめ市場、日曜市、屋台。行きたいちゅうより飲みたいじゃ。モチーフの鰹の頭人間というのはキモい。けんど見慣れてくるとちっくとカワイイと思えてくるから不思議じゃにゃあ。生 … [続きを読む] |
『有川浩の高知案内』(有川浩・案内、ダ・ヴィンチ・編/メディアファクトリー)を読みました。
掩体、居酒屋「あおき」、仁淀川、帷子崎展お望台、浅尾の沈下橋、日曜市、ひろめ市場、白石工業土佐工場、鍋焼きラーメン「橋本食堂」、司牡丹酒造、屋台餃子「安兵衛」、大岐の浜、佐田の沈下橋、久礼大正町市場、県庁おもてなし課、行きたい。いつか行きます。どろめ、のれそれ、ウナ丸たたき … [続きを読む] |
一人でいる人間を「淋しい」と決めつけるのは間違っている。アローンとロンリーは似て非なるものだ。 (本書P298「パティオ」より)
『マドンナ』(奥田英朗・著/講談社文庫)を読みました。
まずは裏表紙の出版社からの紹介文を引きます。 人事異動で新しい部下がやってきた。入社4年目の彼女は、素直で有能、その上、まずいことに好みのタイプ。苦しい片思いが始まってしまった(表題作) ほか四十 |
「吉門さん、カッコつけで意地っ張りですよね」 うるさい、と突っぱねる声には力がない。 「みっともないとこ、さらしたらどうですか。俺は散々さらしましたよ。そんでも明神さんはバカにしないで一緒に頑張ってくれました」 「何それ、自慢?」 「そうじゃないでしょ。絡むなよ。――佐和さんは見放す人かって言ってんです」 今度こそ吉門は黙り込んだ。 「カッコつけられたら踏み込めないんで |
先月はほとんどバス通勤。おまけに出張も多かったので、車中で読書三昧。よーさん読んだなー。
2013年8月の読書メーター |
「ごめん」とユキヒコは言った。私は頷いた。泣きながら。 「ごめん」と、もう一度ユキヒコが言った。わたしはユキヒコにかじりついた。可愛い女は嫌いだった。可愛い女になどなりたくなかった。これから先、自分からはユキヒコに電話すまい。わたしは可愛い女になったまま、その時決心した。可愛い女などというものになってしまった以上、そのくらいの枷を自分に課さなければ、やっていられない。そう、ひそかに決意したのであった。
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『じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (14)』(はるき悦巳・著/アクション・コミックス)を読みました。
花井拳骨氏にも弱みがあった。苦手ではない、弱みである。それがまたテツと同じく自分の奥さんであった。ヤーさんも恐くない男の唯一の弱みが奥さんだというのはイイ。男たるもののあらまほしき姿である。子供の頃のテツをずいぶんかわいがっていたようだが、どんな人だったのか興味がある … [続きを読む] |
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