神楽の始まり 見に行ったときにいただいたパンフによると、 神と人が一体感を持つ行事。娯楽性を高めみんなが楽しめるものになってきたということか。 それにしても、始まりは、天照大神の岩戸の話に始まるとは、興味が深い。 神様も、やはり芸能がお好きだったのかとおもうと、つきあい方も親しみが持てますね。 「神楽とは、神座(かむくら)に神を招き、神の力を招き鎮めることによって、生命力を高めようとする儀式、神と人とが共に享楽することによって神の力を得ようとする神人和楽の神事です。その起源は、紀記説話のなかの「天岩戸伝説」にまで遡るともいわれます。「天岩戸伝説」とは、太陽の女神天照大神が天の岩戸の中に籠ってしまわれたとき、これを引き出すべく神々が協議して、天鈿女命が岩戸の前で乱舞しましたが、これが余りに滑稽だったので、外の神々は大騒ぎとなり、不審に思った天照大神が岩戸をそっと開けたところ、その時とばかり手力男命が岩戸をこじあけて、女神を外に連れ出したというあの有名な神話ですが、この天鈿女命がおこなった乱舞こそ、神楽の起源だというのです。すなわち、一年のうちで最も太陽の力が弱まる時期に、その太陽の再来と生命の再生を願って神威を招き迎え、生命力の強化を祈願した鎮魂の儀式が、神楽の起源です。」 |