それでは、先日、参院国土交通委員会所属の青木愛議員を通じて提出の文書内容を公開いたします。 平成29年4月27日 国土交通省鉄道局 御中 提出者住所 提出者氏名 あわステーション代表 東日本旅客鉄道・内房線などの安全対策についての陳情 陳情事項 内房線にある5箇所の第4種踏切への警報機・遮断機、南吉浜踏切へは踏切支障報知機の設置。さらに陳情詳細・理由に示す、内房線の複数踏切について、いわゆる危険踏切であるかの調査の実施を求めること。 内房線はじめ千葉県内における線区の線路状態の実態改善と、保線業務に関わる内部規定について明らかにすること。 陳情詳細・理由 昨年9月、内房線の千歳から南三原の区間にある第4種踏切の仲原踏切で事故が発生。その後、同踏切含め連光寺・お宮・大作・千歳の各第4種踏切に、列車運転士に対する警笛鳴らせの標識が設置。しかし、仲原踏切と隣の千歳踏切には見通しを妨げる竹藪が存在しており、警笛標識設置に限らず、当該の第4種踏切への警報機・遮断機の設置による安全確保が必要であること。 内房線の保田から安房勝山の南吉浜踏切については、本年3月に付近での事故があり、見通しも曲線で悪く、沿線住民の安全確保の点から踏切支障報知機の設置が望まれる。 さらに内房線の馬場、蔵波、荒入、第二大堀、新田、千種街道、金谷、南吉浜、大浜、安布里、城山、第三千倉街道、南一号、太一号の各踏切については、沿線住民の生活道路の安全対策の観点から、危険踏切かどうかの調査が必要であります。 平成18年6月30日の国鉄千葉動力車労働組合のホームページ内、日刊動労千葉の掲載で、内房線などに関する線路実態の調査について、実際に労使交渉の場で取り上げられた以降、現在においても十分な保線作業が行き届いていない箇所が存在している。 この1年以内で内房線における線路状態の問題箇所 袖ヶ浦から巌根の上り線の小櫃川鉄橋の前後2箇所 君津駅構内の西側引き込み線の入れ換え信号付近 佐貫町から上総湊の芹谷踏切付近 上総湊から竹岡の竹岡トンネル手前と白狐踏切付近 竹岡から浜金谷の洞口トンネル付近の南側で2箇所 保田駅ポイントから元名川鉄橋までのあいだ 保田から安房勝山の南吉浜踏切付近で3箇所 安房勝山駅すぐ佐久間川鉄橋隣接の安房農協鋸南支店裏の曲線の3箇所 館山から九重までで、南総文化ホール近くの安布里踏切付近、第4種踏切の連光寺踏切付近で2本 九重から千倉の嶽の堂トンネル東側の旧カラオケひろば建物付近 千倉駅下り場内信号から尾登踏切のあいた→近くに私立保育園あり 千倉駅構内の3番線線路で1本 千倉から千歳までの久保街道踏切付近で1箇所 南三原から和田浦の真浦踏切付近で1箇所 太海から安房鴨川の太海変電所付近で1箇所 太海から安房鴨川の長狭高踏切の前後2箇所 安房鴨川駅の下り場内信号から太一号踏切まで2箇所 以上の箇所については線路の枕木のボルトなしが放置。 また、 保田駅近くの芝台踏切から鴨川街道踏切のあいだ 安房勝山駅近辺の中田屋踏切付近 岩井駅構内の平群街道踏切付近 尾登踏切付近 真浦踏切付近 の各線路では、つなぎ目で使用する金具がつなぎ目でない箇所に複数を見受ける。 木更津駅構内の上り本線、竹岡から浜金谷の丑山トンネル近く、九重駅構内の下り本線、和田浦駅構内の下り本線、安房鴨川駅の下り場内信号から太一号では、腐敗がすすんでいると思われる枕木を。 安房鴨川駅の箇所については3箇所確認しましたが、1箇所が後日、改善。 さらに内房線以外でも、 総武快速線の市川、津田沼、千葉の各駅構内 佐倉駅構内の成田線下り本線 成田駅構内の複数箇所 滑河駅構内の上下主本線の線路→この現場は東日本大震災前日に、貨物列車の脱線事故が発生箇所 湖北駅構内 蘇我駅構内で外房線下り本線 大網駅構内の外房下り本線と3番線線路 東浪見駅から太東駅まで8箇所 御宿駅から勝浦駅までの下り本線 我孫子駅構内の3番線線路 内房線以外の箇所についても枕木ボルトなしの状況を確認。 これらの状態が生じており、改善が必要であります。 さらに、この問題に関連し、当該鉄道会社における保線業務に関する内部規定について。 この文書で示している問題箇所の状況が、内部規定でどのような取り扱いがなされているかを、はっきりさせるためにも、内部規定の有り様をあきらかにすること。 |