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「あたくしを行かせたくないようね、フルーテ?」 |
「失礼ですけど、あたくしを殺しにいらしたの、アンブローズ卿?」 アレクシアはエセルに手を伸ばしながら、じりじりと馬車の扉からあとずさった。・・・・・(中略)・・・・・ アンブローズ卿はそのとおりというように小さく首をかしげた。「気の毒だが、答えはイエス。ご不便をかけて申しわけない」 「あら、本当に? 謝るくらいならやめていただきたいわ」 |
『シャーリー』(森薫・著/エンターブレイン)を読みました。
前もってことわっておくが、私はメイドオタクではない。言い訳がましいが本当のことである。 確かにいろいろな物事に耽溺するクセがあり、それをオタクと言われてもしようがない。いや、むしろそれを誇りに思う。しかし私は「いらっしゃいませ~ご主人さま~♪」などという挨拶で迎えてくれるというメイド喫茶なるところには行ったこともないし、行きたいとも思わない。ビジュアル的にもフリフリ・エプロンなどに萌えたこともない。 しかし、『エ |
『エマ ヴィクトリアンガイド』(森薫・村上リコ・著/エンターブレイン)を読みました。
2003年12月5日初版初刷発行とある。本編『エマ』の第3巻が発刊された日と同じだ。第10巻(完結)まで読んでこれを手にしたのだが、もっと前に読むべきだった。19世紀末ヴィクトリア朝の家事使用人事情、風俗などについて、森薫氏と村上リコ氏のフェティシズムあふれる解説が |
『エマ 10』(森薫・著/エンターブレイン)を読みました。
とうとう完結巻ですね。登場人物それぞれにお幸せにと祈りたくなる大団円。やっぱり物語は、特に恋愛ものはハッピーエンドでないとね。エレノア・キャンベルがいい人に巡り会えたことも、ほんとうに良かったと思える。森さんありがとう。1巻から10巻まで読み通して森さんの画がどんどん進化しているのが判る。だんだ |
『エマ 8』(森薫・著/エンターブレイン)を読みました。 前巻7で本編は終了。本編の周辺をスピンアウトさせた小編です。それだけに森氏のこだわりと想いが伝わってくる逸品ぞろいです。
(装画は若き日のケリーとダグ)
<夢の水晶宮> エマの最初の雇い主のケリー、彼女は本編でエマを拾い教育してくれた恩人として描かれて |
『エマ 7』(森薫・著/エンターブレイン)を読みました。
ついに本編終了。まだまだ二人の人生、これからも茨の道だろう。でも、この二人には試練を乗り越えた強い絆がある。そして、二人を見守ってくれる良き人たちがいる。こんなにもお互いを想う二人が幸せになれないとしたら、そんな人生、そんな世の中クソくらえだ。何としても幸せになるのだぜ、お二人さん。さて、次は |
『エマ 6』(森薫・著/エンターブレイン)を読みました。
そうくるかっ! 物語を紡ぐ者ってのは悪魔の心を持っている。登場人物に平気で試練を与えるのだ。人の恋路を邪魔するのだ。そんでもって、純真な乙女(エレノア)を泣かせてしまうのだ。この装画を見よ。悪魔の黒だ。あぁ、エレノアがいじらしい。エマはどうなる。ウィリアムよ、何とかしろ! (あ、これは森薫氏にお願いす |
『エマ 5』(森薫・著/エンターブレイン)を読みました。
なるほど、ウィリアムの父・リチャードと母・オーレリアにはそんな過去があったのか。ウィリアムとエマを取り巻く人々の思いと哲学が厚みを増して読者に迫ってくる。単なる貴族とメイドの悲恋にとどまらず、すばらしい物語になっている。久しぶりにブロンテの『ジェーン・エア』を読み返したくなった。加えて森薫氏の |
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